ウエルド発生をコントロールした
マイクロレンズアレイ

 光学性能を最大化するため、樹脂製レンズは非球面形状かつ肉厚設計が求められます。しかし、肉厚部品の成形では、冷却ムラによるひけや光学歪み、ウェルドラインの発生などが課題となり、高い寸法精度と光学品質の両立が困難でしたが、金型や成形での狭山金型製作所のノウハウから開発品として製品実現のお手伝いをいたしました。
製品説明:樹脂製レンズ(プラスチックレンズ)
軽量で割れにくい:ガラスと比べて軽量で、衝撃による破損リスクが低いです。そのため、眼鏡や携帯機器、車両部品など幅広い分野で使われています。
高い生産性:複雑な形状(非球面・フランジ等)の設計が可能で、ガラスでは困難な構造も樹脂成形技術により対応できます。
コストメリット:製造コストが安く、価格面でも有利です。
透明性や光学性能:近年の材料進化により、光学特性(透明度・屈折率・複屈折制御など)の向上が進んでいます。

用途例
眼鏡:軽量で割れにくいので、日常使い・子供用にも最適。
カメラ・スマートフォン:多眼化や小型化の進展で、光学特性の高い樹脂レンズが必須。
車載部品:ヘッドライト、センシングカメラなど。
プロジェクター・照射系レンズ:薄型・自由曲面対応の設計がしやすい。
医療・工業機器:精密な光学設計要求にも対応。

特徴

材料:PC