ウエルド発生をコントロールした
マイクロレンズアレイ

 本製品は、スキャナーや光学読み取り装置の高精度化に貢献するCOP(シクロオレフィンポリマー)製マイクロレンズアレイです。レンズ径Φ0.6mm、ピッチ0.7mmのレンズを上下2枚で構成し、レンズ間のズレを±0.001mm以内に抑制。高い光学性能と均一な集光性を実現します。
 ウエルドが少なくなるように、樹脂の流動を管理し、最適な金型構造を作り上げました。
製品説明:スキャナー用マイクロレンズアレイ
 マイクロレンズアレイは、多数の微小レンズ(直径数μm〜数百μm)をグリッド状や一定配列で配置した光学部品です。以下はスキャナー用途に関連する特徴・応用です。

特徴・動作原理
・光の集束や方向転換を微小レンズ単位で並列に行うことで、画像センサーや露光装置などで高い効率と均一な照明を実現します。
・焦点距離やレンズ径、配列形態(正方形配列・三角形配列・六角形配列)など、用途に合わせて設計可能で、波長範囲も紫外線から赤外線まで広く対応します。
・スキャナー(特に画像読取りや露光用途)では、マイクロレンズアレイに光を一方向にスキャンして照射することで、高均一・高精度の露光や画像取得が可能です。

特徴

材料:COP
レンズ径:Φ0.6
ピッチ:0.7mm
上下2枚のレンズのズレ:±0.001mm