インサート品と樹脂の段差が無い
紙幣識別機用ガラス窓部品

　この製品は、ATMに搭載される紙幣識別機（ビルバリデータ）の光学センサー部に使用されるガラス窓インサート成形部品です。紙幣の真偽判定・額面判別を行うガラス部品と周りの樹脂において段差が無いことを要求されており、その製品形状の要求を満たすため狭山金型製作所の高精度金型技術が活かされています。
製品説明：紙幣識別機・ビルバリデータ
　ビルバリデータ（Bill Validator、略してビルバリ）とは、紙幣を判別する装置のことです。主に自動販売機や駐車場の自動精算機、ATMなどに搭載されていて、投入された紙幣の額面（金種）や真偽の判定を自動で行います。
　ビルバリデータは、光学センサーや磁気センサーなど複数のセンサーを組み合わせて、紙幣の寸法、紙質、磁気信号、さらには赤外線や紫外線を使った情報を基に判別します。これにより、人が手で確認することなく正確に金種を識別し、偽札の排除を可能にしています。
　駐車場や自動販売機では利用者がスムーズに料金を支払えるようにし、運営側はスタッフの作業負担の軽減や正確な料金の管理ができるメリットがあります。一方で、新しい紙幣の登場に伴う対応や定期的な装置のメンテナンスなどのコストは必要です。
　ATM用途のビルバリデータは銀行向けに高度な真贋判定や高速処理が求められ、一般の自動販売機用より高性能なものもあります。
　ビルバリデータは「紙幣の金種識別と偽札判定を自動で行う装置」であり、ATMをはじめ様々な現金取扱機器の重要な部品です。

特徴

材料：BMC
製品サイズ：
　幅：232mm
　高さ：40mm
　厚み：8mm
インサート品（ガラス）サイズ：
　幅：205mm
　高さ：19mm
　厚み：1.8mm